2018年度・福岡 CxTE講習会開催案内 

2018/09/03 掲載

BSCAでは2009年から、建築設備のコミッショニング(Cx)過程全体をマネージメントするコミッショニング専門技術者(CxPE)という資格を設け認定を行っていますが、機能性能試験や運転の最適化などの検証業務の実施には次のような資質をもつ技術者も必要です。

1) 性能検証チームの一員としてCA 並びにCxPE の指示に従い、コミッショニング業務を遂行できる技術を有する。 2) 計測技術と分析能力に優れ、試運転調整や自動制御の専門的知識を持ち、現場における検証業務を的 確に実行できる。 3) データ処理ツールやシミュレーションの活用に優れ、故障検知・診断の専門的知見を持ち、システムの最適化および最適チューニングが実施できる。 4) データ分析の技術と設備システムの知識を幅広く有する。当協会では、こういう資質を持つ技術者をCxTE(Commissioning Technical Engineer) 性能検証専門技術者と位置づけ、2012年からこれに必要な資質と技能についての講習を実施しています。講習は、主として2)の資質に長けたCxTE(これをCxTE-Aと呼ぶ)と、3)の資質に長けたCxTE(これををCxTE-Bと呼ぶ)の2つに分けて行います。本講習会は、これまで関東・関西で実施してきましたが、今回ははじめて福岡でCxTE-Aの講習を実施します。九州在住の皆様、奮ってご参加下さい。また、翌日には日本で初めて設計段階からコミッショニングに取り組んだ官公庁建物である新長崎県庁舎施設見学会が空気調和・衛生工学会九州支部の主催(BSCA後援・予定)で行われます。この機会にぜひご見学下さい。詳細は【CxTE-A講習会連動企画】新長崎県庁舎施設見学会 でご確認下さい。

なお、受講修了された方々は、今年から運用を開始している自主登録制度に登録して頂くことができます(ただし、登録にはBSCAの会員になって頂く必要があります)。2018年8月時点で、67名の登録があり、登録内容を当協会のホームページ(http://www.bsca.or.jp/cxte/)に掲載し、Cxの業務実施に必要となる人的リソース情報として広く社会に公開しております。

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