第6回CxTE講習会(関西)開催のお知らせ 

2017/08/18 掲載

BSCAでは2009年から、建築設備のコミッショニング(Cx)過程全体をマネージメントするコミッショニング専門技術者(CxPE)という資格を設け認定を行っていますが、機能性能試験や運転の最適化などの検証業務の実施には次のような資質をもつ技術者も必要です。
1) 性能検証チームの一員としてCA 並びにCxPE の指示に従い、コミッショニング業務を遂行できる技術を有する。 2) 計測技術と分析能力に優れ、試運転調整や自動制御の専門的知識を持ち、現場における検証業務を的 確に実行できる。 3) データ処理ツールやシミュレーションの活用に優れ、故障検知・診断の専門的知見を持ち、システムの最適化および最適チューニングが実施できる。 4) データ分析の技術と設備システムの知識を幅広く有する。当協会では、こういう資質を持つ技術者をCxTE(Commissioning Technical Engineer) 性能検証専門技術者と位置づけ、2012年からこれに必要な資質と技能についての講習を実施しています。講習は、主として2)の資質に長けたCxTE(これをCxTE-Aと呼ぶ)と、3)の資質に長けたCxTE(これををCxTE-Bと呼ぶ)の2つに分けて行います。本講習会も開始から5年経過し、コミッショニング実施事例も増えており、CxTEの資質として現状のニーズに合わせ、講習内容の見直しを行いました。特に、B講習は空気調和・衛生工学会のデータマネジメント手法検討小委員会で開発した最新のデータ処理ツールを使った演習やより現実的なテーマ設定をしたシミュレーション演習にしております。また、今年から新たに学生向けの優待参加費を調整中です。社会人、学生ともに奮ってご参加下さい。
 なお、受講修了された方々は、今年から運用を開始している自主登録制度に登録して頂くことができます(ただし、登録にはBSCAの会員になって頂く必要があります)。2017年8月時点で、62名の登録があり、登録内容を当協会のホームページ(http://www.bsca.or.jp/cxte/)に掲載し、Cxの業務実施に必要となる人的リソース情報として広く社会に公開しております。

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