空気調和・衛生工学会北海道支部・ BSCA 2016年 共催シンポジウム CxF(コミッショニング業務受託事業者)登録制度の創設とCxビジネスの展開
※お申込みの受付は終了致しました。
2016/01/25 掲載
最近、省エネルギー化、CO2排出削減の実現において、コミッショニング(Cx)が有効なプロセスであると認識されつつあり、当協会にも、コミッショニングの導入を検討しているが適切な受託事業者はどうしたら見つかるかという、建物オーナーからの相談がくるようになりました。しかし、建物オーナーがコミッショニング業務を受託できる適切な組織(コミッショニング業務受託事業者= CxF(FはFirmの意味))を見つけることは、情報が乏しく難しいのが実情です。そこで当協会では、2015年4月に「CxF登録制度」を創設し、この事業者情報をホームページ等で広く社会に紹介するしくみをスタートしました。
今回のシンポジウムは、これを機に、当協会の関係者が関与して選定したCxFや、当協会自身が先導的なCxFとなって関わっているCxプロジェクトを題材に、建物オーナーとCxFという両方の立場から、その目的、意義、課題などについて発表してもらい、コミッショニング業務受託事業者(CxF)登録制度の発進の場にしたいと考えています。是非、奮ってご参加ください。
なお、シンポジウムの前には、シンポジウムの中で事例として紹介される北海道科学大学の建築・熱源設備システムの見学も企画しておりますので、ご興味のある方は、希望者先着順となりますがシンポジウムと合わせてご参加ください。
詳細は下記 空気調和・衛生工学会 北海道支部 CxF(コミッショニング業務受託事業者)登録制度の創設 とCxビジネスの展開 in北海道まで
イベント概要
開催案内 | 開催案内(見学会、シンポジウム) |
開催日程 | 平成28年3月4日(金) シンポジウム 14:00~17:20 北海道科学大学見学会 10:00~11:00 希望者のみ(先着順30名) |
開催場所 | シンポジウム会場:札幌市立大学サテライトキャンパス (〒060-0004札幌市中央区北4条西5丁目アスティ45 12階) 見学会集合場所: 北海道科学大学体育館「Hit Arena」 (〒006-8585札幌市手稲区前田7条15丁目4番1号) |
定員 | 40名 見学会先着30名 |
参加費(会員) | 1,000円(参加費は、当日受付で現金でお支払い下さい。引き換えに領収書をお渡し致します。) | 参加費(一般) | 〃 |
申し込み締切り | 平成28年2月26日(金) 定員に達すれば締切期日の前に締め切ります。 |
主催 | (公社)空気調和・衛生工学会北海道支部、NPO法人建築設備コミッショニング協会 |
協賛 | いずれも後援:(一社)日本建築学会北海道支部、 (一社)建築設備技術者協会北海道支部、(一社)電気設備学会北海道支部 |
10:00~11:00 | 北海道科学大学建物及び設備見学会 半澤久(北海道科学大学) シンポジウムの対象となる北海道科学大学の建物と熱源設備について説明しながら案内します。 |
13:30~13:50 | シンポジウム主旨説明とCxF登録制度の概要 吉田治典(BSCA理事長 京都大学名誉教授) 本シンポジウムの開催趣旨を述べ、2015年4月からスタートしたCxF登録制度の創設背景、審議の経過、制度の概要について解説します。 |
13:50~14:30 | 事例1: 長崎県庁新庁舎建築工事のCxプロジェクト オーナーとして 高屋 誠(長崎県総務部県庁舎建設課 参事) CxFとして 葛 隆生(BSCA会員 北海道大学准教授) 一般的な官公庁ビルと比較して、運用段階のエネルギー消費量を40%削減することを目標に、他県に先駆けた取り組みとして新庁舎の企画・設計フェーズにコミッショニングを適用したプロジェクトです。平成26年2月に実施設計が完了し、現在、施工フェーズの段階となっていますが、竣工後の「機能性能試験」の実施に向けて、全39項目に亘る性能試験項目の測定・評価方法などをまとめた仕様書も先行して作成しました。 |
14:30~14:40 | 休憩 |
14:50~15:20 | 事例2: 京都駅ビル熱源・空調設備改修工事のCxプロジェクト オーナーとして 髙浦敬之(京都駅ビル開発(株) 常務取締役) CxFとして 吉田治典(前出) 松下直幹((株)アレフネット 事業統括部長) 環境モデル都市・京都を代表するビルを目指して、約60%という大幅な省CO2を図る改修プロジェクトです。コミッショニングは企画・設計フェーズから導入され、現在、施工フェーズに入りました。竣工後の一年間を機能性能試験の期間に充てて契約するなど、従来の枠組みとは異なる新しい対応もしています。こうした、本格的に全フェーズにCxを適用し100年建築を実現する新奇性が評価され、国土交通省の平成26年度第2回省CO2先導事業として採択されています。 |
15:20~16:00 | 事例3: 虎ノ門ヒルズ森タワーのCxプロジェクト オーナーとして 大森一郎(BSCA会員・森ビル) CxFとして 大串辰雄((株)日本設計 環境・設備設計群 副群長) これまで大規模なテナントオフィスビルに潜顕分離の具現化したものはなく、本建物のシステム導入だけでも社会発信のインパクトが大きいプロジェクトです。さらに中温冷温水を採用した繊細かつ複雑さを含んだシステムであるため、専門家による運用段階のCx を実施することにしました。また、国土交通省の省CO2先導事業に採択され技術導入の成果報告にもCxを適用する予定です。 |
16:00~16:10 | 休憩 |
16:10~16:50 | 北海道における建築・設備の性能検証の事例紹介 事例1 帯広信用金庫中央支店他の冷暖房設備性能実証評価 半澤久(北海道科学大学 寒地環境エネルギーシステム研究室 教授) 事例2 北海道科学大学の「見える化」システム導入とその活用 半澤久(前出) 北海道ではコミッショニングの手続きを踏んだ事例はまだないのですが、コミッショニングと同様に建築・設備において性能検証を行ったプロジェクトの事例について紹介します。地中熱ヒートポンプシステムなどの省エネルギー冷暖房システムを導入し、さらには「見える化」システムを導入し、システムの性能検証を実施しました。本事例ではその性能検証の内容と省エネルギー効果について紹介します。 |
16:50~17:20 | パネルディスカッション コーディネーター 講演者とともに、CxFの発展のあり方、課題について議論します。 |
お申込み方法・問い合わせ先 | 「北海道支部セミナー参加申込」と標記し、住所、氏名、勤務先、電話番号を明記の上、2016年2月26日(金)までに下記申し込み先までFAXまたはE-mailにてお申し込みください。 =========================== 札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究院 空間性能システム部門 空間性能講座 電話 (011)-706-6284 FAX (011)-706-6284 E-mail katsura@eng.hokudai.ac.jp |