2025年度BSCAシンポジウムin中部 -コミッショニング・プロセスとそれに必要な文書管理の事例-
2025/10/27 掲載
コミッショニングとは、発注者の要求を満たすために、建築設備が設計図書通りに機能し、効率的に運用されることを検証するためのプロセスである。このプロセスは原則、企画・設計段階から施工、運用、そして維持管理に至るまでの全てのフェーズにおいて適用されることが推奨される。コミッショニングにより、品質を確保し、エネルギー効率や運用コストの適正化が実現でき建物の性能が長期間に渡り維持される。さらに環境負荷の低減が期待でき、カーボンニュートラル実現には必須である。コミッショニングの成功には、建設過程の各フェーズにおいて、体系的かつ継続的なプロセスの確立が不可欠となる。
昨年度のシンポジウムでは、Cx事例についての講演、本協会の専門家や実務経験者の方々によるパネルディスカッションによって、コミッショニングのプロセスにおいて「何を、何時、どのような手順で、誰が参加して行い、どのような文書を作成すべきか」について討議をした。今回はテーマを文書管理を中心とする内容で企画した。今後のコミッショニングの正しい普及のための知見を得る貴重な機会となり、今後コミッショニングを実施しようと考える人への一助になれば幸いである。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
イベント概要
| 開催日程 | 2026年1月30日(金) シンポ13:30~16:40(受付12:30~)交流会 17:00~19:00 |
| 開催場所 | ウインクあいち シンポ会場:11階1107会議室 小会議室A(54名) (愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38) https://www.winc-aichi.jp/ 交流会会場:「伊太利食房ゼンゼロ ZenZero 名駅店」(15名) |
| 定員 | 75名(現地:25名、オンライン形式:50名) 交流会:15名 |
| 参加費(会員) | 正会員・賛助会員 5,000円 (交流会 5,000 円) | 参加費(一般) | 10,000 円 学生1,000 円 (交流会 5,000 円) |
| 主催 | 特定非営利活動法人 建築設備コミッショニング協会(BSCA) |
| 協賛 | 空気調和・衛生工学会中部支部、日本建築学会東海支部、建築設備技術者協会中部支部 愛知県設備設計監理協会 (予定) |
| 司会 | 田上賢一(BSCA理事) |
| 13:30~13:35 | 趣旨説明 山羽基(BSCA副理事長) |
| 13:35~14:25 | 基調講演: 「立命館大学の施設マネジメントにおけるCx導入」 近本智行(立命館大学理工学部) |
| 14:25~14:35 | 休憩 |
| 14:35~15:10 | 講演1: 「大規模改修におけるフルコミッショニングの意義 ― 立命館大学の設備改修事例を通じてー」 松下直幹((株)コミッショニング企画) |
| 15:10~15:45 | 講演2: 「大規模複合都市開発におけるトータルコミッショニング」 李 小平(森ビル(株)) |
| 15:50~16:40 | 質疑応答・パネルディスカッション パネラー:(近本智行(前出)、松下直幹(前出)、李 小平(前出)+他未定) 司会:山羽基(中部大学工学部) |

