2024年度BSCAシンポジウム in 関西 ~ コミッショニング事例紹介 ~
2024/11/22 掲載
日本政府は、2050年カーボンニュートラルの実現、また、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指し、ZEH・ZEB の普及、省エネ改修の推進、高性能断熱材や高効率機器、再生可能エネルギーの導入のための様々な支援を行っています。しかしこれらは、正しい設計、施工、検証、運用がなされなければ、実際の省エネ・省CO2の実現は難しいでしょう。BSCAは、そのキープロセスがコミッショニング(以下、Cx)だと考え、その推進活動を続けています。近年は、Cxの認知度も高まり、Cxプロジェクトの実施事例が増加している。
BSCA主催のシンポジウムでは、毎年BSCAが資格認定しているCxPEが主導したCxプロジェクト事例の発表を行っている。今回のシンポジウムでは、BSCA受託プロジェクトである東急電鉄地下駅のコミッショニングと、竹中工務店が推進し、Cx企画がサポートしている須磨水族園建替事業のコミッショニングの2つの事例を紹介します。
イベント概要
開催日程 | 2025年2月6日(木) シンポ13:00~17:00 技術交流会17:15~19:15 |
開催場所 | 電気倶楽部ホール 〒530-0004 大阪市北区堂島浜2丁目1番25号 |
定員 | 現地(現地参加者:60名)+ Web(Zoom)併用(Web参加:100名) |
参加費(会員) | 会員(賛助会員所属者も含む)5,000円 (交流会 6,000 円) | 参加費(一般) | 非会員10,000円 学生1,000円 (交流会 6,000 円) |
主催 | 特定非営利活動法人 建築設備コミッショニング協会(BSCA) |
協賛 | (予定)・(公社)空気調和・衛生工学会 ・(一社)日本建築学会 ・(一社)建築設備技術者協会 ・ (一社)建築設備綜合協会 ・(一財)ヒートポンプ・蓄熱センター ・(一社)日本ビルヂング協会連合会 ・(一社)ESCO推進協議会・(一社)関西ESCO協会 ・建築エネルギー懇話会 |
13:00~13:20 | 受付 |
13:20~13:30 | 趣旨説明 BSCA理事 株式会社コミッショニング企画 松下直幹 |
13:30~14:00 | 基調講演 京都大学名誉教授・前BSCA理事長・吉田治典 |
14:00~15:00 | Cx事例1:東急電鉄駒沢大学駅熱源空調改修工事コミッショニング 【概要】 本プロジェクトは、2024年夏期から設備の本格運転がはじまり、機能性能試験を行っている段階である。今回は施工フェーズで行ったホームの熱負荷軽減のための気流計画の検討内容、試運転調整、現在進行中の機能性能試験の内容について報告する。 【発表者】 ・プロジェクトの概要 東急電鉄・阿津英明 ・ホームの熱負荷軽減のための気流計画 東急建設・立野岡誠 ・試運転調整 高砂熱学工業・西崎圭 ・機能性能試験 BSCA・西山満 |
15:00~15:10 | 休憩 |
15:10~16:10 | Cx事例2:須磨水族園建替プロジェクト コミッショニング ・ Cxプロジェクトの概要 竹中工務店・前田龍紀 ・ 設計主旨 竹中工務店・原瀬拓也 ・ シミュレーション検討 新菱冷熱工業・矢島和樹 ・ 自動制御技術 アズビル・宮本大成 ・ 試運転調整 新菱冷熱工業・福谷篤正 ・ 機能性能試験・適正化 コミッショニング企画・松下直幹 |
16:15~16:25 | よいCxとは ~コミッショニング業務サポートの視点から~ Cx.さぽーと 代表 渡辺佳容子 |
16:25~16:55 | 質疑応答・パネルディスカッション コーディネーター: 松下直幹 パネラー:吉田先生、プロジェクト発表者 |