CxTE登録技術者詳細
◎:得意 ○:可能 空欄:不得意
資質項目 | 資質 | レベル |
計測技術 | 1) ロガーやセンサーを使って一時的な現地計測ができる。 | ◎ |
2) 計測機器、測定方法が提案でき、測定予算の見積ができる。 | ◎ | |
3) 計測機器の現地設置の指導ができる。 | ◎ | |
4) 要求精度にあった機器選定、校正ができる。 | ◎ | |
分析能力 | 1) 計測結果から分析ができる。 | ◎ |
2) システムとしての制御特性の把握、制御パラメータが理解できる。 | ◎ | |
3) 機器・システムの性能・能力の妥当性を判断できる。 | ◎ | |
4) システム全体の整合性および、サブシステムの健全性を判断できる。 | ◎ | |
5) BEMS・実測データから運転が正常か不具合かを判断できる。 | ◎ | |
6) 計測データの意味を理解し、可視化(グラフ化)することができる。 | ◎ | |
7) 空気調和衛生工学会「設備システムに関するエネルギー性能計測マニュアル」(SHASE-M0007-2005)程度の分析ができる。 | ◎ | |
8) 空気調和衛生工学会「建築設備の性能検証過程指針」(SHASE-G0006-2004)を理解している。 | ◎ | |
データ処理能力 | 1) BEMS・制御機器・ロガー装置などからデータの取出しができる。 | ◎ |
2) データの単位などの間違い、値の妥当性を判断できる。 | ◎ | |
3) エクセルでデータ処理やグラフ化ができる。 | ◎ |
建物種別 | 事務所ビル |
対象設備 | 外壁の気密性能測定 |
実施内容説明 | 超高層ビルの漏気量に影響を与える外壁の隙間量を空調機送風機の特性曲線と内外圧力差を用いて測定し、誤差を含めて従来の建物と変わらない機密性を有していることを確認した。測定対象が中間階であったため、外壁とスラブとの隙間を通した上下階への漏気量推定に工夫を要した。 使用測定器 (1)仮設測定器:微差圧計、温度計 (2)本設測定器:インバータ(電流値)、差圧計 使用設備:空調機送風機(本設) |
建物種別 | 事務所ビル |
対象設備 | 水搬送システムの機能性能試験 |
実施内容説明 | 蓄熱槽を有する中規模事務所ビルにおいて、水搬送システムの機能性能試験を実施した。対象となる建物は熱源-蓄熱槽間は定速ポンプ、蓄熱槽-室空調機間は熱交換器の一次側、二次側ともにインバータを用いた可変速ポンプである。熱源の試験条件に合わせて実施した機能性能試験では評価指標としてWTFを用いた。また、回転数変更時のポンプ特性の変化を吐出圧と吸込圧を測定するブルドン管の読み値から確認した。 (1)仮設測定器:なし (2)本設測定器:[BEMS記録あり]インバータ(周波数)、電力計、流量計、温度計、[現場読値のみ]ブルドン管 使用設備:冷温水ポンプ(本設) |
建物種別 | 事務所ビル |
対象設備 | 氷蓄熱ビル用マルチを用いた躯体蓄熱システム |
実施内容説明 | 氷蓄熱ビル用マルチの室外機と室内機の運転状態を記録して熱出力を推定し、電力の記録と合せてCOPを推定した。また、氷蓄熱時のCOPも蓄熱槽水位の変化から推定した。別途測定したスラブ温度から躯体蓄熱が有効に運転されて、空調負荷の夜間移行に寄与していることを確認した。 (1)仮設測定器:温度計(スラブ内打設)、ビル用マルチ運転・制御情報(蓄熱槽水位を含む) (2)本設測定器:なし 使用設備:氷蓄熱ビル用マルチ(本設) |