|
具体的な研究成果としては、
1)運転モードの分類と自動判定の方法、可視化手法を解説
2)中央監視盤のデータを運転モードに判定し、それを用いてプラントの運転方法を検証
3)熱源システムの各構成要素について機器特性に基づいたモデルを作成、モデルを用いて各機器の性能を検証
4)モデルを連結し、熱源システム全体の現象を表現するモデルを作成
5)最適化のためには運転員の判断もモデル化する必要があるため、それぞれの運転モードにおける各機器の運転状態の制御のモデル化
6)熱源システムのモデルの検証
(2005年夏期2ヶ月間の実測値と計算値のシステム全体の消費電力誤差は1.6%)
7)作成したシミュレーションモデルを用いて、冷凍機サブシステムにおける冷却水入口温度の最適化、各種運転モードのケーススタディ、供給先の戻り温度と流量が変化した場合のケーススタディを行い、省エネルギー性、CO2
削減効果を分析
1:運転モードの分類と可視化により、氷蓄熱槽の隔日運転など運転方法の課題を抽出
2:冷凍機サブシステムで冷却水入口温度制御設定値を最適化。冷水入口温度制御設定値22oCで冷凍機と冷却塔ファンの消費電力は最小となり、消費電力2.2%,
コスト2.8% の削減
3:COP の低い氷蓄熱槽サブシステムを使用しないケースを検討。消費電力は18.3%
減少するが、供給規定の冷水送り温度7oCが保てない時間帯が見られた。供給先と交渉しお互いに供給規定を見直すことが全体的な省エネ/省コストになる場合もあり、ユーザー側との連携した運転が今後の課題
4:流量が多く温度差がつかないという問題が解消すればどれ程効果があるかを見るため、冷水戻り温度と流量のケーススタディを行った。戻り温度13.5oC
の場合、システム全体の消費電力9.5%、コスト11.6% が削減され大きな効果があった |